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育児のお話~アタッチメント~

アタッチメントには様々な意味がありますが、ここでいうアタッチメントとは「愛着」という意味で使われます。
アタッチメントとは、乳児期の子育てにおいて、後々の人格形成や対人関係にまで影響があると言われている大事な理論。0~3歳までの乳児期における母子関係が特に重要です。
乳幼児期に母親や養育者から無条件に受け入れられ、愛される経験を通して母親とのアタッチメントを形成します。母子アタッチメントは「対人関係・学習機能の基盤」となるのです。
 
・不安抑制(対人)・探索行動の活性化(学習機能)・自己肯定感(対人)・他社への信頼(対人)へと繋がっていくのです。

コミュニケーションの原体験

言語や文化に関係なく、人と人は通じ合える、わかりあえるものだという実感的体験

母親が感じる赤ちゃんとの一体感

赤ちゃんと通じ合っているという実感。この子が生まれてくれて本当に幸せ、という実感

母親の育児ストレスの解放、癒し

育児ホルモンの分泌による精神安定効果、赤ちゃんを通して得られる幸福感や充足感

赤ちゃんの情緒的安定

母親に認められ、愛されることで、自分は、存在しているだけで、価値があるのだ、という自信に基づいた自己肯定感
 

このように安定した母子関係のもとに育った子どもは豊かに育つ理論となります。

◯対人関係をうまく作っていける
◯自己肯定感が豊かに形成される

・攻撃的or自虐的
・反社会的行動
・動物や自分より弱者に残酷
・心からの情愛や愛情を受け入れず自分も与えることができない
・自分の問題や間違いを他人のせいにする
・知らない人には、誰でも構わず愛嬌を振りまく

自閉症と類似する症状

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

・抑鬱症状を根底に持つ
・原因と結果の関係が分からない。問題解決力の欠如。
・集中力がない
・年齢相応の考え方ができない
・学習障害

 

  0~3歳までの乳児期における母子関係が重要でありますが、乳児期以降でもその後のアタッチメント形成によって、取り戻すことも可能です。
(父子関係、祖父母、友人、恩師など)

ただ、このような例があっても子育てを難しいものと思う必要はありません。
 
だって、
 
100組いれば、100通りの子育てがあるのですから。
 
そして、
 
「子どもの可能性を無限に広げる」
 
これがアタッチメント育児の役割と意義です。
 
子育てに行き詰まったり、迷ったり、不安になったりしたら、日本アタッチメント育児協会認定インストラクターに、ご相談・ご連絡ください。
 
 
一般社団法人 日本アタッチメント育児協会認定インストラクター主催
公益財団法人 日本生涯学習協議会監修 育児セラピスト
一般社団法人 ABMベビーマッサージインストラクター